Life-eBox

「Life-eBox」は、生活を豊かにするためのニュースや知識、アイテムをお届けするブログ。楽しむ事で見えてくる可能性や、広がる世界をお届けしていきます。

子どもの伝える気持ちをグイグイ伸ばそう。”Show and Tell”で英語力&プレゼンテーション力アップ!

http://www.flickr.com/photos/62773263@N00/7638662458
photo by TED Conference
TEDという番組をご存知でしょうか。
おそらく英語を学ぶことに興味がある方なら1度は聞いたことがあるはず。

TEDは大規模な世界的講演会を主催しているグループのことで、TEDが行うその講演の様子はネットで無料配信されています。TEDがなぜ有名になったかと言えば、無料配信されていることもさることながら、講演者は著名な人物が多いため。

例えば、元米国大統領のビル・クリントンやU2のリードボーカルであるボノ、百科事典Wikipediaの共同創始者であるジミー・ウェールズなんかが非常に分かりやすくプレゼンしています。一部の動画には日本語訳がついているし、字幕は日本語・英語の切り替えが可能。
今ではTEDはリスニング強化・プレゼン方法習得の一石二鳥のリスニング教材として使用されています。

欧米ではプレゼンテーション力を幼少期から訓練している

TEDからも見て分かる様に、欧米の方はプレゼンテーション能力が総じて高い。それは、どんな仕事であれ、プレゼン出来なければ昇給は望めないことがほとんどなので、幼少の頃から議論する教育を受けてきているからなんです。

幼稚園の教育を比較しても、その差は歴然。日本では運動会やお遊戯会等、「みんなで一緒に1つのことを成し遂げましょう」という行事が非常に多いのに対して、欧米は”Show and Tell”と呼ばれる"1人だけの発表会"に力を入れています。

”Show and Tell”って何?

http://www.flickr.com/photos/73769295@N00/8220191728
photo by Joshua & Amber
さっき"1人だけの発表会"と言いましたが、少し語弊が生まれるかもしれないので、少し補足を。
”Show and Tell”とは、その言葉の通り、見せて話すんです(笑)つまり、何かお題を自分で用意し、その用意したものについて簡単なスピーチをみんなの前で行います。

例えば、子どもがクリスマスにもらったものを、みんなに見せたいとします。それを幼稚園に持って行き、皆の前でそのものについてどうやって手に入れたのか、なぜ好きなのか、どうやって使うのかなどを説明して行きます。(最後に質疑応答がある場合も。)

元来子どもは、自分を見てほしいと願っています。その気持ちを受け入れてもらうことで子どもは安心するのです。(心理学では「愛着理論 - Wikipedia」と呼ばれています。)

あなたのお子さんも「これ見て、これ!」と自分の成果や好きなものをお母さんお父さんに見せたがりませんか?その気持ちをお友達や幼稚園の先生に向けてもらう。また、発表がうまくいってもいかなくても、褒めたり一緒に次の作戦を練ったりして親御さんが認めてあげることで、子どもに安心感と自信をつけていってもらうわけです。

具体的にはどんな風にやるの?

検索して見たらちょうど良い動画を見つけたので、お時間ある方は見てみて下さい。

お時間のない方のために、この動画の流れを簡単に説明すると、

  1. 最初の15秒くらいでGraceはピアノを弾くことと、どんな曲を弾くかを説明しています。
  2. 2分ほどピアノを弾きます。
  3. 先生の誘導で質疑応答へ。
  4. Graceは自ら質問者を選び、質問に答えます。

この子はピアノを披露しましたが、折り紙や自分の気に入っているおもちゃなどの説明を口頭でするのが一般的だと思います。とにかく、このように発表することを幼い頃から練習することで、プレゼンテーション能力は上がって行くのです。

日本にいて英語で”Show and Tell”する方法は?

http://www.flickr.com/photos/28133570@N08/3290434687
photo by Asia Society

”Show and Tell”を英語で行えれば一石二鳥なのですが、日本にいて日本の学校に通っている以上、英語での”Show and Tell”はなかなか出来ないのも事実。
実践する方法は今のところ4つほど考えられます。

  1. 子どもと接するお母さん、お父さんが、発表の場を週に1回でも良いから作る。
  2. 英語に興味を持っている地域のグループに入る
  3. イベントに参加する
  4. 英会話教室に通う

各々のメリット・デメリットを簡単に書くとこんな感じ。(数字は上のリストの数字を表しています。)

メリット デメリット
1 安いし、どこでも気軽に出来る 質問する方が色々とフレーズを考えなければならないので、英語が全く出来ないという方にはちょっと辛い。本来は大勢多数の前でやることでプレゼン能力をつけるので、その効果が薄れる。
2 グループの中で遊びの一環として取り入れれば、お金もかからないし、1のデメリットをカバー出来てGood。 大人が必ずついていなければいけないので、なかなか時間が合わないなどの制約がある。
3 無料のものもあれば有料のものもあるが比較的安価なものが多い。大人の取れる時間が不定期でも、都合に合わせたイベントを選べるのが良い。 地域によってはイベント会場までかなり遠い可能性がある。頻度もそうないので、1〜3と組み合わせる必要がある。
4 教室に行ったときに先生にリクエストするなどして機会を作ってもらいやすい。1や2との組み合わせも可能で、頻度を高めるには最適。 月謝が高いことが多く、1〜3に比べると親の収入に左右されやすい。

今から”Show and Tell”を始めるんだけど…という方は、1→2→(3→)4という流れで行うのがオススメ。子どもに慣れてもらうという意味で。

本当は2が最もオススメなんです。1番安く本来の”Show and Tell”を実現しやすいですから。でも、英語をしゃべる姿をご近所さんと共有するのが恥ずかしいという親御さんが結構いらっしゃるので、地域格差があるかなという印象。

でも、子どものためにもご自分の英語力をさらにアップさせる意味でも、”Show and Tell”勉強会を発足させてみてはいかがでしょうか?

もし、私のうちの近くでそういう勉強会やってるよーという方は、ぜひ教えて下さい。
なかなか地域の集まりはネット上に上がって来ないので、そういう情報を集約させて活用したいですね。

自己表現力を育てて、コミュニケーション能力を高めよう

http://www.flickr.com/photos/88632443@N03/8087916717
photo by SofiaSPK

実際に私が見ていた幼稚園では、子ども達がいつも自慢げにおもちゃや自分の作品を披露していました。聞いてくれる人がいて、自分が発表する。性格の違いはあれど、元来子どもは自分を知ってほしがりなんですよね。それが日本文化の中で「謙虚さ」を身につけると、自己表現が出にくくなってしまうのでしょう。

自己表現が強すぎるのは問題ですが、コミュニケーションを上手にとる為には自分の主張を優しく論理的に表現することが必要です。延いては、国際社会という舞台で動く(働く)際に大事になってくるものです。
最近の日本の幼稚園や保育園の中には日本語でですが、”Show and Tell”を行うところも出てきましたので、その辺の方針を気にされるようでしたら、幼稚園や保育園を見学する際に、先生に聞かれると良いと思います。

国際社会の中でも強く、しなやかに生きて行かれる人間になってほしいものですね。

関連リンク:
・TED:http://www.ted.com/
疑似裁判で鍛え抜かれるアメリカの高校生のプレゼン力 - Market Hack
「東京五輪」呼び寄せた英国流プレゼンテーションの秘密
Show and Tell – プレゼンの練習は幼稚園から始まる | raising my daughter in usa

キャリア自律:第8回 アサーション・表現力を高める | BPnetビズカレッジ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉