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Life-eBox

「Life-eBox」は、生活を豊かにするためのニュースや知識、アイテムをお届けするブログ。楽しむ事で見えてくる可能性や、広がる世界をお届けしていきます。

子どもの年齢・性格に見合ったモチベーションの上げ方してますか?こどもの学習意欲を高める4つの方法。

英語教育法 親子英語

http://www.flickr.com/photos/24174433@N04/10869895964

photo by jayRaz

ベネッセ教育総合研究所の研究(1)によれば、中学生の7割が、将来の英語の必要性を認識しながらも、英語が苦手と答えた中学生が6割という結果でした。

0歳・1歳の頃から楽しく始めたはずの英語学習も、本格的な英語学習の洗礼を受けて伸び悩んでは大変です。それを乗り越える力もまた必要不可欠かと思いますが、英語学習を挫折後も続けられるように、親としてはサポートしていきたいものです。

そこで、今回は英語学習に苦手意識を持たせないサポートの仕方を考えて行きます。

学習動機には大きく分けて2つある

英語学習に限らず、学習しよう!という意識の源になるきっかけ(動機)には大きく分けて2種類あります。内発的動機づけと外発的動機づけです。教育心理学などではよく用いられる言葉なのですが、ちょっと難しい言葉ですね。

簡単にまとめるならこんな感じです。

  内発的動機 外発的動機
意味 自分の内側からもたらされる刺激によって意欲を引き出される事 外からもたらされる刺激によって意欲が引き出される事
具体例 「新しいものを知りたい!」「なんだろう、これ!」という好奇心や興味から英語学習を行う ゲームをやりたいから早く勉強を終わらせる

いかがでしょうか。「勉強する動機」には大きく分けて2種類あるのです。この2つは年齢や性格によって使い分けることで効果が表れやすくなります。これを理解するだけでサポートの仕方がぐんとスキルアップするというわけです。

内発的動機を強化して行こう

http://www.flickr.com/photos/10838559@N00/3754807087

photo by dkuropatwa

勉強するための外発的動機というのはゲーム時間やお小遣いアップを餌にして勉強を「させる」ことです。これは、常に大人が子供に勉強を強いていることになり、大人も常に餌を用意しなくてはならず大変です。

そこで、内発的動機を育てていってみましょう。そうすれば徐々に外発的動機を与えるのは時々加味する程度で良くなります。

さらに、「内発的動機を促す=子どもが自発的に勉強を楽しんで行える様になる」ということでもあります。子どもも自信を持って学習に取り組める様になって行くでしょう。

内発的動機に必要なものは4つ

いつも勉強のために様々な書籍やWEBサイトを読んでいるのですが、梶田叡一先生講演会 学習意欲を持たせる4つの動機づけ(3)で最も的確に述べられていると思います。

この講演会で述べられている自発的に学習してもらうためのポイントは4つ。

  1. 「面白いからやってみよう」という動機づけ
  2. 「大事だから」という動機づけ
  3. 「やりがいがあるから」「自信が持てるから」という動機付け
  4. 「しなくてはならないことは逃げずにやろう」という動機付け

では、それぞれを具体的に見て行きましょう。

1:「面白いからやってみよう」という動機づけ

0歳から英語を学ばせようとする場合、1番が役に立ちます。英語の絵本や英語の曲を「これ面白いよ♬」と言いながら一緒に聞けば、親子の絆も深まりますし、一緒に英語の能力を高めて行かれます。この「面白いからやる」は5歳程度までは有効だと思います。

2:「大事だから」という動機づけ

では、他に楽しいことが見つけられるようになると状況が違ってきます。ゲームや他の習い事の方が楽しいから、英語はもういいや。となった場合などです。そうなると学習を継続することの大切さを見つけてもらうように促す必要が出てきます。継続することでどんな良いことがあるのかを話し合って行きましょう。

大丈夫です。押し付けるのではなく「話し合う」ことが大事なんです。希望のある将来を一緒に話し合って行きましょう。「英語が出来るとスチュワーデスにもなれるし、SEにもなれるよ?あなたの好きなプリキュアの話を世界のみんなと出来るよ?」などなど。

大事なのは、あなたの気持ちを押し付けるのではなく、子どもの心に寄り添いながら励まし、話し合うことなんですから。

3:「やりがいがあるから」「自信が持てるから」という動機付け

さらにお子さんが成長すると、今度は学校との兼ね合いを考えなければならない時がきます。この記事を書いている2014年1月現在であれば、小学校5年生から英語の授業が必修となっていますので、そこが1つの分岐点かと思います。

幼い頃から英語学習をしてきた子とそうでない子の差が少しずつ現れるのもこの段階です。

その場合は、周りの子との差をどのように受け止め、何か引っかかっているものがないかを日常の会話の中でそれとなく聞いてあげましょう。そして、その問題が解消される様に一緒に勉強してみましょう。また、問題が解消されたら、英語の知識が身に付いたことを褒めてあげましょう。「また知識増えちゃったね!すごいなぁ。」なんて感じです。

4:「しなくてはならないことは逃げずにやろう」という動機付け

さて、小学校の英語の授業は楽しむことがメインですが、中学校に入ると得なくてはいけない知識量が膨大になります。こうなると、英語を学ぶ意味が「いい点数を取ること」に変化します。

この段階に来ると親が出来るサポートは限られてきてしまうのですが、親の意識のシフトがとても重要になってくると思っています。

今まで英語が大好きだった子でも、成績が上がらずに挫折を味わうことになることもあると思います。その時「あんなに英語出来たのに…」と悲観していたのでは、お子さんは挫折したまま浮上出来ずに終わってしまいます。

サポートする側としては、自信を継続して持ち続けるのと同時に、逃げずにやることの重要性を気付けるように促していくことが大切です。どうしても続けることが難しい場合は、一時的でも良いので外発的動機づけと並行して使って行くと効果が出やすいと思います。

これらのポイントをお子さんの年齢や性格を加味しながら使い分けて行けば、子どもたちは勉強をゲームの様に感じ、楽しんで学習してくれるようになるでしょう。

そして、学習を通じて、社会を生き抜く強靭な心を育てていくことにつながっていきます。

英語学習の見直しは全ての学習方法の改善に役立つ

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photo by woodleywonderworks

昨日も今日も、一見英語学習とは関係のない記事(あなたは陥っていませんか?「理想」を追いすぎる子育ては親子共々ツラい。子どもに合った英語学習を続ける下地を作るには? - 親子で英語を学ぼう!)を書いている様に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、英語学習を始める前に学習することを受け入れられる土壌を作っておかなければ、学習の成果が出にくく、学ぶことが好きではなくなってしまう可能性があるのです。

まさに、急がば回れですね。

いきなりご自分の教育方法を変える必要はありませんし、実践してみたけど上手く出来なかった自分を責めないで下さい。子どもを褒める前に、自分を褒めてあげましょう。

子育てはずっと続くもの。時には疲れきってしまうこともあるでしょう。だからこそ、短期間で結果が出ると思わず、「こうしてみたけど、どうだろう?今日はこう言ってみたけど何か子どもに変化はあるかな?」と変化を少しずつ確かめながら、あなたも楽しんで子育てに向き合ってみて下さいね。

脚注

(1):英語の得意・苦手:第1回 中学校英語に関する基本調査(生徒調査)・速報版 - ベネッセ教育総合研究所
(2):東京新聞:国家資格1次に最年少合格 技術士補は小学3年生:社会(TOKYO Web)
(3):梶田叡一先生講演会 学習意欲を持たせる4つの動機づけ

参考リンク:

小学校の英語はどんな感じ?(1) 準備は?宿題は?小学校の英語 [幼児の英語教育] All About